研究の内容について

「社会」と「情報」の研究

大島研究室では、社会において人が情報を取得して意思決定を行い、豊かに生活することを支える技術を研究しています。情報検索データマイニング情報デザインといった研究分野を基軸としつつ、データベース機械学習自然言語処理といった情報学の様々な分野の知見を活用し、さらには、心理学社会学経営学なども視野に入れて研究を行っています。

現在、社会は大きな変革の渦の中にあります。社会の変革と同時に、情報の概念や技術の概念が従来からの解釈ではとらえきれなくなっています。福沢諭吉は「民情一新」において、社会と技術と情報の三者が連鎖的に変革を起こすことで、社会変革が起こると指摘しました。この指摘は産業革命において行われたものですが、その後の情報革命においても同様の指摘がなされています。すなわち、社会が変わるということは、同時に技術が変わること、そして、情報が変わることであるということです。現代社会はインターネットが実世界を反映する社会であり、現在の若者はデジタルネイティブです。新しい情報は現在の若者が創っていくものであり、それを支える技術を研究することで、新しい社会を切り開いていきたいと考えています。

Web 検索と知識発見の研究

あらゆる情報が交換される Web において、情報獲得を行う基盤技術である情報検索について研究を行っています。特に、多くの Web ユーザが発信する情報や振る舞いから知識を発見して応用することで、これまでできなかった検索を実現することに取り組みます。

社会情報デザインの研究

Web は社会の活動を広く反映する存在となっています。一方で、Web をそのまま信頼して利用することが難しい状況でもあります。人々が Web を信頼して利用できるようになることを目標として、大規模な情報を分析・構造化し、人に必要とされる新たな情報を生み出す手法について研究を行います。

新しいものづくり情報管理の研究

デジタルファブリケーション(3D プリンタやレーザーカッターを用いたものづくり)やフィジカルコンピューティングは、新しいものづくりのあり方をもたらしています。新しいものづくりを支援するために、たとえば、どうやって作るかといった情報を交換する仕組みの研究などを行います。